「育てにくい子」と共に生きる

発達障害の長男と共にたくましく生きていくため、日常をつづりたいと思います。

受診のススメ

「我が子は発達障害じゃないかしら」と心配しているお母さん、なるべく早くお子さんを専門のお医者さんに連れて行ったほうが良いと思います。たいして面倒なこともなく、1・2回の受診で診断名がつくこともあるし、そうなれば支援・療育にもつながるし。夫や先生が「大丈夫だよ」「違うよ」と言ってもです。母の勘は結構当たると思います。

うちの子は7歳で初めて受診しました。それまでも発達障害を疑ったことは数知れず。でもなかなか受診しなかったのは、私の危惧に対して複数の保育園の先生が「絶対違う。頭がいいから大丈夫。」と言ったり、「大丈夫じゃないですか?お友達に手が出るようなこともないし」と言ったりしたことと、「園でも家でも態度が変わらず癇癪を起こしたりする」というような発達障害のチェック項目に当てはまらなかったからです。

夫や親も「わがままだけど、男の子は多かれ少なかれこんなもんだよ。素直で良い子だよ。」とも言っていました。

癇癪が障害ではなく年齢によるもので、徐々に落ち着くと良いなとも思っていたので、「沢山の子供を見てきた保育園の先生が言うんだし、癇癪は家でしか起こさないし、園では普通にやれてるようだし・・・」と、危惧を自分で打ち消しつつ時間が流れました。

就学にあたり、念のため役所のwisk検査にも行きましたが、他の項目に対して処理速度が遅いという凸凹がありつつも、問題にするほどでは無いと担当者も言い、小学校に入ってしばらく様子を見てみれば?と言われました。

小1の担任の先生もwiskの話や私が危惧していることを伝えても、「もっと身支度が遅い子も居るし、心配になったことは無いですね。」と言われ、時は過ぎ。

結局、小1の後半からコミュニケーションの問題(遊びの仲間になかなか入れず。また、入れないことで怒って砂場の砂を級友にかけてしまったり。級友の持ち物を口に入れてしまって嫌がられたり。)や、授業中の居眠りなどが出て来て、先生が家に頻繁に電話をかけてくるようになり、これは明らかにおかしいのではと思い、私から掛け合って、支援学級担当の先生との面談にこぎつけました。一方で、役所のwisk検査も予約して再度実施。凸凹は以前より高低差が大きくなっていました。

その検査結果を持って病院へ行き、1回の受診で診断名がつき、2回目にはADHDの薬(コンサータ)を処方してもらい投薬が始まり、診断書を役所に提出したことで児童デイサービスに通えることになり、学校でも支援級で国語と算数を受講することになりました。

その期間は、めちゃくちゃ忙しかったです(笑)

でも、希望に燃えた忙しさでもありました。一人で悩んでた頃よりずっとマシ。

道は啓けるものです。