コンサータ
息子はADHDの処方薬コンサータを飲んでいます。副作用で給食はあまり食べられません。楽しいはずの食事の時間を楽しめず気の毒ですが、薬を飲んだ日は字がマス目からはみ出ない、テストやプリントに集中できる、先生の指示が一発で入るなど、かなり良い変化が見られるので、親としては迷いつつですが飲ませています。
処方量は最初は18mgでしたが、5時間目に寝てしまうことがあることと、体が大きくなってきたことに合わせて最近27mgが処方されました。
ところが、量が増えた初日に体調不良になり先生から電話があり迎えに行き早退。季節の変化や疲れによる体調不良なのか、副作用なのか気になるところです。
「障害のある子に薬を飲ませてまで世の中に無理に合わせさせるのって良いことなのか」という疑問が残りますが、本人には「視力の悪い人がメガネをかけるのと同じ。交通事故にも遭いにくくなるから飲んでおこう。」と説明しています。
本人は「飲んだ日のほうが疲れない」と言っているので、まあ良しとするか。
でも試行錯誤は続くと思います。
療育遊び
療育ってなかなかやろうと思っても進みませんが、多少知識を持って生活するだけでも違うのでは、と思って買ったのがこの本です。
本にならって回転椅子に座らせてグルグルしてみたり、トランポリン(3,000円ぐらいでした)を購入してテレビ観ながら飛ばせてみたり。
どのぐらい効いているかは解りませんが、本人が楽しんでいるし、少しは運動にもなるし、やらないよりは良いと思います。
小学校で困ること、実に多い。保育園時代は気づかなかったことですが、じっと座る、ずっとノートを取る、ずっと一斉指導、どれも息子は苦手なようです。支援学級での少人数/個別指導、家での療育遊び、児童デイでの療育遊びと仲間作り、組み合わせて楽しみつつ成長して欲しいです。
「小学校で困ること」を減らす親子遊び10: 6~12歳 発達が気になる子を理解して上手に育てる本 (実用単行本)
- 作者: 木村順
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/05/28
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受診のススメ
「我が子は発達障害じゃないかしら」と心配しているお母さん、なるべく早くお子さんを専門のお医者さんに連れて行ったほうが良いと思います。たいして面倒なこともなく、1・2回の受診で診断名がつくこともあるし、そうなれば支援・療育にもつながるし。夫や先生が「大丈夫だよ」「違うよ」と言ってもです。母の勘は結構当たると思います。
うちの子は7歳で初めて受診しました。それまでも発達障害を疑ったことは数知れず。でもなかなか受診しなかったのは、私の危惧に対して複数の保育園の先生が「絶対違う。頭がいいから大丈夫。」と言ったり、「大丈夫じゃないですか?お友達に手が出るようなこともないし」と言ったりしたことと、「園でも家でも態度が変わらず癇癪を起こしたりする」というような発達障害のチェック項目に当てはまらなかったからです。
夫や親も「わがままだけど、男の子は多かれ少なかれこんなもんだよ。素直で良い子だよ。」とも言っていました。
癇癪が障害ではなく年齢によるもので、徐々に落ち着くと良いなとも思っていたので、「沢山の子供を見てきた保育園の先生が言うんだし、癇癪は家でしか起こさないし、園では普通にやれてるようだし・・・」と、危惧を自分で打ち消しつつ時間が流れました。
就学にあたり、念のため役所のwisk検査にも行きましたが、他の項目に対して処理速度が遅いという凸凹がありつつも、問題にするほどでは無いと担当者も言い、小学校に入ってしばらく様子を見てみれば?と言われました。
小1の担任の先生もwiskの話や私が危惧していることを伝えても、「もっと身支度が遅い子も居るし、心配になったことは無いですね。」と言われ、時は過ぎ。
結局、小1の後半からコミュニケーションの問題(遊びの仲間になかなか入れず。また、入れないことで怒って砂場の砂を級友にかけてしまったり。級友の持ち物を口に入れてしまって嫌がられたり。)や、授業中の居眠りなどが出て来て、先生が家に頻繁に電話をかけてくるようになり、これは明らかにおかしいのではと思い、私から掛け合って、支援学級担当の先生との面談にこぎつけました。一方で、役所のwisk検査も予約して再度実施。凸凹は以前より高低差が大きくなっていました。
その検査結果を持って病院へ行き、1回の受診で診断名がつき、2回目にはADHDの薬(コンサータ)を処方してもらい投薬が始まり、診断書を役所に提出したことで児童デイサービスに通えることになり、学校でも支援級で国語と算数を受講することになりました。
その期間は、めちゃくちゃ忙しかったです(笑)
でも、希望に燃えた忙しさでもありました。一人で悩んでた頃よりずっとマシ。
道は啓けるものです。
ホルモンバランス
自分(母親)のホルモンバランスが悪いときは育児が余計大変になります。そういう時はあまり大きなアクションを起こさず、とにかくやり過ごすことが重要だと思います。どうせ良い答えは出ない。前向きになれない。とにかくその1日を無事に乗り切り、よく寝て休むことが大事。
私も発達障害?
これは、発達障害児を育てる親の「あるある」だと思うのですが、私も発達障害なのではないかと思うことが多々あります。息子の特性を理解するためや状況を打開するために本やwebで勉強すればするほど、自分の子供の頃の同級生とのトラブルや、空気を読めない言動で人を傷つけてしまったことなど、思い返されて。
多分、素養はあるのだと思います。息子がそれを受け継いだ面も。
自分自身はもう経験豊富だし(笑)、知識を得たうえで行動できるから大丈夫。
でも、一番避けたいのは息子の二次障害です。
発達障害による周りとの軋轢のなかで、うつ病はじめ、精神疾患になってしまうこと。
私も学生時代に仲間との軋轢を経て人が怖くなってしまうという、今思えばおそらく「二次障害」と思える状態になりました。かなり図々しくなった今でも、完全に克服できたわけではありません。こんな思いをせずに息子は進んでいけたらよいなと思います。
そのためには、一にも二にも自己肯定感。
「自分は大丈夫だ、やっていける、存在していいんだ」って息子が思えるよう、私も努力したいです。
とにかく疲れるらしい
息子は小学校から帰ると「疲れた~」と言ってグテーッとしていることが多いです。無気力そうに撮りためた番組を観続けていたり、やたらとyoutubeを観たがったりする息子を見ると、正直、残念な気持ちになります。他の子は約束して一緒に遊んだり、公園で自然発生的に遊んだりしているのに、なんであなたは・・・って。
一度、「放課後遊ぼうって誘われた!」と喜び勇んで帰ってきて、公園に行ったことがあります。息子の知らない公園だし、なんとなく嫌な予感がして下の子も連れて私も行きました。嫌な予感的中。鬼ごっこが始まったのですが、走るのが学年で1、2を争う遅さの息子は鬼になりっぱなしなうえそのことに怒ってしまったり、気を利かして鬼になりやすいよう近くに来てくれた女の子を邪険にしたり、途中からはバカにされて悪口を言われ始め、泣きながら癇癪を起こし・・・と散々な内容でした。
そのことに息子も傷ついただろうし、私もショックでした。それ以来、その公園には行かないし、行く必要もないと思っています。
児童デイに行き始めてからは、気が楽になりました。
放課後に人と関わりつつも息子の特性がわかった上で接してくれる大人が居る場所で過ごせる、というのは非常に大きいです。でも、やっぱり毎日だとグダグダしたいときに出来ずに疲れるみたいなので、固定曜日を家でのグダグダデイとして確保しました。
一見たいしたことをしていないようでも、とにかく疲れるというのは特性上仕方が無いようです。そのことを私も忘れないようにしないと。
一番参考になった本
まだ病院に行く前、子育てに悩む私が一番「助かった!」と思った本がこれ↓です。
コーチングの本や一般的な育児の本を読んでも試しても、息子には効果が感じられず、
「こんな方法が効くなら苦労しないわ・・・」と、やさぐれてもいました。
まだ発達障害とは確信していなかったけれど、試しに買ってみて目からうろこだったのが楽々かあさんの本です。そうか、甘やかしと支援は違うんだなと思いました。
健常児の親御さんからしたら、「そこまでやる?」ということが多いかもしれませんが、育児がうまく行かず発達障害が軽く頭をよぎる状態なら、参考になることが多数あると思います!
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